《海外ミステリ小説》を攻略する、たったひとつの冴えたやり方!

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海外ミステリ小説が、メッチャ苦手な人へ

どーもロッカリアです。
映画ファンの中には、小説が好きな人も多いでしょう。
そこで今回は、海外ミステリ小説で「人物迷子」にならないために、
ボクが実際にやっている方法を紹介します。

映画ファンの中には、作品を見て、原作も読みたくなった、そんな人も多いはずです。
『マスカレード・ホテル』(2019)ってテレビで見たけど、面白かったよなぁ。
よし、東野圭吾の原作も読んで、映画との違いも確かめてみよう。

そして、原作を読んで、「なるほど、あの場面はこんな意図があったのか」とか、「最後は小説と映画では違うんだな」
と言う感想を持つでしょう。(あくまで一例、『マスカレード・ホテル』の内容とは関係ありません)
ところが、映画の原作が海外小説、しかもミステリ小説になってくると、話は変わってきます。

なぜなら、普通でも馴染みのない登場人物に、「あれ?この人誰だったっけ?」となるのに、ましてや、犯人を特定できないように、登場人物を多くせざるを得ない海外ミステリ小説となれば、次元が違うんですよね。
ボクが若い頃に夢中になったクリスティ、クィーン、カーの小説は、登場人物が現れる度に、
「えーと、これ誰だった?」と言っては、本の最初に書かれている登場人物の一覧表を、何度もめくり確かめました。
この人物表に載ってる登場人物ならそれで済みますが、たまに、探偵、助手、刑事、被害者と、本当に主要人物の表記しかない場合があり、これが厄介なんですよね。
つまり、読んでいる最中に、【登場人物迷子】になってしまうんです。
海外小説が苦手な人には、共感してもらえるのではないでしょうか。(妻もミステリは大好きですが、海外小説は、「登場人物がややこしい!」と言って放棄しています。(笑))

でも今は、ある「たった一つのやり方」で、この問題はほぼ解消しています。

海外ミステリが読みづらい理由って、だいたいコレ。

  • 名前が覚えにくい(音も表記も)
  • 同姓・似た名前が多い
  • 呼び名が変わる(フルネーム/愛称/姓)
  • 人間関係が見えにくい(家族・職業・立場)

これは、「読解力の問題じゃない」し「翻訳の良し悪しでもない」のです。
ここで、ある作品の例を挙げます。
これは、登場人物迷子にならなかった、良い例として紹介します。

「処刑台広場の女」はチョー親切!

写真はハヤカワ文庫、マーティン・エドワーズの「処刑台広場の女」ですが、登場人物の一覧表が表紙の折り返しに細かく書かれています。
しかも、何がチョー親切なのかと言うと、下の写真を見て下さい。

登場人物表なるものが付いているんです!(写真はハヤカワ文庫、マーティン・エドワーズの「処刑台広場の女」より)

(写真はハヤカワ文庫、マーティン・エドワーズの「処刑台広場の女」)

裏はこんな感じ。
これを栞がわりにページに挟んでおと、登場人物迷子になる事はありません。(ほんと、親切!)

ところが、次の小説ではどうか?

この小説は、2026年「このミステリーがすごい!」の海外ミステリ小説で1位を取った作品です。
その他のランキング雑誌でも、上位にランク付けされている作品です。

リチャード・デミング著 新潮文庫「私立探偵マニー・ムーン」です。

これは短編集と言うこともあって、主要人物はこんな感じでしか表記されていません。

リチャード・デミング著 新潮文庫「私立探偵マニー・ムーン」

この登場人物は、第1話から第7話までに共通して登場する人物、と言う認識です。
これには困ります。

各章で、次から次へと新たな登場人物が出てくるのですから。
ここでは、第1話「フアレスのナイフ」を取り上げ、実際にボクがどうしたのかを、皆さんに紹介します。

実は、ちょっとした工夫で、物語に没入できるんです。
それは、先に記した「処刑台広場の女」で紹介した、【登場人物表】を、読みながら自分で作って行くのです。

海外ミステリ大好きなボクがやってる、簡単なルール

① まずは冒頭の「登場人物一覧」を確認する

海外ミステリでは、最初の数ページに
登場人物一覧が載っていることがあります。

  • 名前
  • 職業
  • 関係性

まずは、ここを必ずチェックします。

② 「あれ、少ないな?」と思ったらメモか付箋を用意する

人物一覧があっても、

  • 情報が少ない
  • 途中から重要人物が増えそう

そう感じたら、最初にメモ(または付箋)を用意します。

そして、
既存の人物一覧をそのまま書き写し、
最後の人物の下に一本アンダーラインを引く。

ここがポイントです。

③ アンダーラインの下から“初登場人物”を書き足す

もし、最初のページに登場人物表がなければ、出てくる順番に記入していきます。

  • 名前
  • 職業・役割
  • 主人公との関係

を、一行で簡潔に書き足します。
もちろん物語が進み、新しい人物が出てきたら、同じように記入します。
下のような感じ。(これは見やすいように、後から書き直したものです)

ボクの場合は付箋に、できるだけ細かい字で、出てきた順番に、とにかく名前を書き込んでいきます。
そして、ノートの最初のページに貼り付けておきます。
こうすると、そのまま付箋にボールペンで書き込めるからです。
実際は、こんな感じです。

自分で理解できたら(読めたら)良いので、ささっと書きます。(汚…、清書と変わらんやん)
付箋は裏に書けないため、2枚ほど貼っておくと安心。
メリットは次の2点。

  • 本から落ちない
  • 移動中でもズレにくい

というメリットがあります。

メモの場合は、裏にも書けて、栞の替わりになりますが、裏面に書くと、いちいち裏返すと言う手間が増えます。

写真の表紙裏に、付箋があるの、気になりませんか?
実はこれにも意味があります。
普通、本を読んで気になった部分には、よく付箋を貼って、後から見返す人も多いでしょう。
でも、この付箋はちょっと違うんです。

④ 通勤や、電車移動中に活躍する付箋

本好きなら、電車で移動中でも、本は読みたいですよね。
しかし、移動中に、ペンを片手に、登場人物を書き込むなんてのは、車内が空いていたら良いけど、満員、もしくはそれに近い状態で、それを実行するのは、難しいし、ちょっと恥ずいですよね?
そこで、こんな付箋を紹介します。

この付箋はケースごと貼り付けられ、後から簡単に剥がせます。

「マニー・ムーン」の表紙にある付箋より少し大きいのですが、大事なのは、本に貼り付けられるタイプの付箋を使う、と言うことです。

電車内で、新たな登場人物が出てきた時、そこに付箋を貼る、そうする事で、その人物が誰なのか、すぐに把握できるんです。
そして、登場人物表の付箋には、帰ってから、あるいはお昼休みとか、時間がある時に書き込むことで、迷子にならなくて済むんです。

まとめ:目的は「覚える」ことじゃない

このルールで一番大事なのは、

👉 人物を完璧に覚えることではない
👉 迷子にならないこと

海外ミステリは、
ストーリーの流れを止めないことが何より重要です。

  • 家では整理
  • 移動中はマーキング

この二段構えができると、
読書のストレスが一気に減ります。

同じ悩みを持っている方の
参考になれば嬉しいです。

おまけ!

考えてみれば、日本のミステリ小説には、登場人物が最初から書いてない本が多くない?
ま、日本人だから、そこまで登場人物迷子になる事はないけど、もし迷子になる人がいたら、上の方法を試すのも良いと思いますよ。

二階堂黎人の「悪魔の館」なんてのは、登場人物が4ページもあり、同じ性の人物が、8人(一族ってやつね)もいるし、その表には、「登場人物及び非登場人物」と書かれています……。

また、登場人物表がありながら、その人物たちが、さっぱり頭に入って来ないと言う、こんな強者本もありました。

中国語表記に、カタカナ表記。
これ、登場人物が出てくる度に、漢字だったりカタカナだったりするので、ややこしいややこしい!
これは少し手こずりました。

SF小説で話題になった「三体」。
これはもっと酷くて、漢字・カタカナ・ひらがなで一人を表していました。
ただ、登場人物がそれほど多く(?)ないのが救いでした……。

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