スピルバーグを救った奇跡とは? 『ジョーズ』制作秘話がNHK -BSで明かされる!

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どーも、ロッカリアです。
まず、スピルバーグのこの言葉を冒頭に紹介します。

ぼくが死ぬほど恐ろしいと思っていることといえば、
いつか目が覚めて、
自分の映画が人を退屈させるようになっていることだ。
(フィルムアート社+渡部進也著 「映画を撮った35の言葉たち」」」より )

スピルバーグは、観客を退屈させることを何より恐れた監督です。
難解なアート作品で自分の世界に閉じこもるタイプではありません。
観客が“面白い”と思う作品を作り続けてきたからこそ、映画史上で 三度も興行記録を塗り替えた唯一の監督となったわけです。

  • 『ジョーズ』(1975年・米)—1度目の塗り替え
  • 『E.T.』(1982年・米)—2度目の塗り替え
  • 『ジュラシック・パーク』(1993年・米)—3度目の塗り替え

そして今回、その原点とも言える作品『ジョーズ』の驚きの舞台裏が明かされるドキュメンタリーが、NHK-BSで放送されます。

放送日

NHK -BS「偶然がハリウッドを変えた『ジョーズ』50年目制作秘話」
11月25日(火)午後10時45分〜午後11時35分 オンエア!

まずは『ジョーズ』(1975)って、どんな映画?

🦈 『ジョーズ』(1975)は“何が新しかった”のか?

『激突!』で注目され、劇場長編2作目として挑んだスピルバーグは、まだ27歳の若さ。
当時のハリウッドはパニック映画ブームの真っただ中でした。

  • 『タワーリング・インフェルノ』
  • 『ポセイドン・アドベンチャー』
  • 『大地震』
  • 『エアポート’75』 ほか

そんな中で『ジョーズ』は、それまで興行収入1位だった 『ゴッドファーザー』を公開78日で抜く という離れ業をやってのけます。

その裏には、いくつもの“奇跡”がありました。

▶︎▶︎▶︎ (あらすじ)
海水浴場がある地方の街、アミティの海岸で、無惨な死体が発見された。警察署長のブロディ(ロイ・シャイダー)は、サメの仕業だと考えたが、観光客を失いたくない市長が、事故だと偽って済まそうとする。
ところが、第二の犠牲者が出てしまう。
ブロディは、このサメを退治するために、サメ・ハンターのクイント(ロバート・ショウ)、海洋学者のフーパー(リチャード・ドレイファス)を雇い、共に沖へと出航するが、そこで三人が見たサメは、想像を絶するほど大きかった……。

オンエアを勿論まだ見ていませんが、この『ジョーズ』に関する裏話的な情報は、知られているだけでも、結構あります。(↓)

💥 撮影現場のトラブルが、逆に名作を生んだ

■ トラブル①:サメが動かない!

CGのない時代、サメは機械仕掛け=アニマトロニクス。
ところが海に入れた瞬間、海水が入り込み まったく動かない。

「今日はサメが休みだ」
そんな日が続いたほど。

このトラブルが、後の名演出につながります。


■ トラブル②:撮影が延びる延びる…

サメの修理を待つ日々で、撮影はどんどん遅延。
制作費も膨張し、スタッフの胃はキリキリ。

スピルバーグは若手監督。
このままではキャリアが終わる可能性さえありました。


■ トラブル③:脚本がどんどん変わる

撮影に追われ、脚本は現場で次々と変わる。
ついにはロバート・ショウ、ロイ・シャイダー、リチャード・ドレイファスの三人が 自分たちでセリフを考え始めた という逸話まで残っています。(出典:芸術新聞社『70年代アメリカ映画100』)


🎯 では、なぜ“歴史的ヒット”になったのか?

結論から言えば、三つの要素が完璧に噛み合ったからです。


⭐1. スピルバーグの“見せない恐怖”

サメが動かない → サメを見せられない → 緊張感が増す
という逆転の発想。

これは『激突!』で“ドライバーの顔を見せない”演出にも通じます。
結果的に サメが姿を現す瞬間の衝撃が最大化された わけです。


⭐2. 原作の余計な要素を排除

原作ではブロディとフーパーが不倫関係にありましたが、スピルバーグは
「この映画に不要」 とバッサリ。
この判断は大正解でした。


⭐3. ジョン・ウィリアムズのテーマ音楽が神レベル

あの「ダーダン…ダーダン…」。
あれだけで海に入るのが怖くなる。
スピルバーグの才能と、ウィリアムズの音楽が出会った瞬間です。


📝 “ジョーズのすごさ”総括

『ジョーズ』はパニック映画の皮を被った 映画演出の革命 です。

  • 見せない恐怖
  • 徹底した観客第一主義
  • 音楽と映像の融合

これらすべてが、スピルバーグの信念から生まれました。

観客を決して退屈させない。

この信念が、若き27歳の監督を“名匠”に押し上げたわけです。


🎬 まとめ:絶対に観る価値あり!

今回のNHK-BSのドキュメンタリーでは、
“偶然がハリウッドを変えた”その瞬間に迫ります。

ボクはもちろん見ます。
映画ファンなら、絶対に損しない番組だと思いますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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